デニムんちゃんができるまで

きっかけは
「娘に変わったファッションをさせてあげたい・・・」
それだけだった

娘に変わったファッションをさせてあげたい

きっかけは約3年前、当時娘は小学校5年生、渋谷の109に行きたいという事をきっかけに何か変わったファッションをして行こうということで、主人が思いついたのがデニムんちゃんのスタートだった。

そこで新しい新品のデニムを切り、そのデニムでレッグカバーを作ったのが言わばデニムんちゃんの誕生とも言える。

109の店員さんの反応が思ったよりも良く、それが開発する意欲に火をつけた。

あれから数年。
何度も試行錯誤と試作を重ね、いつしかデニムんちゃんを世に送り出したいという情熱をそのままに、ついにデニムんチャンは完成する事となる。


1本のデニムからそれは始まった

1本のデニムからそれは始まった

行きつけのブランドから貰った新品のデニム

裾上げすらしていないインディゴのデニムを、ばっさりと切り落とした。
その下の部分(裾にあたる)をブーツに取り付けてみたのが始まりだった。

しかし、新品のインディゴは生地が硬く中のブーツがなくとも自立できるほどだった。
それを面白いと思っていたが、やはり綿だけでは時間と共にくしゃっとつぶれてしまう。

どうやったら自立したままでいられるだろう。。


重なった偶然

重なった偶然

当時主人は軽い怪我をしていて仕事を少し休んでいた。

しかし、もともと工務店を営む主人にとって、もてあました時間ではモノ作りへの熱意を冷ます事はできず・・・。

結局休んでいる間何かやろうと思い立った事も、その後デニムんちゃんを完成させる為にはとても重要だった。

新品のデニム、時間、ファッション

小さな偶然かもしれないが、その小さな偶然がいくつも重なり合わなかったら、デニムんちゃんは生まれなかったかもしれない。


プロトタイプの受けはよかった・・・しかし、製品としてはまだ多くの壁を残していた

プロトタイプの受けはよかった

工夫や改良を加えて、プロトタイプは徐々に「らしく」なっていった。
しかし、それは製品ではなくあくまで手作りという域を脱していない。
受けの良さとは裏腹に製品としての壁は大きく立ちはだかった。

どうやったら中身のブーツを使わず、デニムだけで立つか

そして、それを脚に履くとなった場合どうやって固定するか。
専用インナーの開発を決意するまでに時間は掛からなかった。

一番の問題は専用のインナーだった

医療用サポーターを参考にして地道な努力を惜しまず、試作を何度も何度も作った。

女性が身に着けても脚を圧迫せず、うっ血させないものでありながらもデニムんちゃんがずり落ちないようにする素材。
その矛盾への挑戦は不可能への挑戦といっても過言ではなかった。


60個もの試作

専用インナーの開発には、実に60個もの試作が存在していた

専用インナーの開発には、実に60個もの試作が存在していた

医療用サポーターを使った試作にはもはや限界があった。
様々な試作を経て見えてきた専用インナー。思い切って長さを短くするという決断をした。

そして、当初アウター(デニムんちゃん本体)に縫いつけで専用インナーを固定するという発想もこの段階で消えた。

履きやすさと使いやすさから、専用インナーを独立したものとしようと思った。


専用インナーの難しさ

専用インナーの難しさ

長さを短くし、専用の素材を使ってデニムんちゃん本体とは別々に開発される事となった専用インナー。

しかし、それは素材との格闘の始まりでもあった。

常に肌に触れているものだからこそ、心地には徹底的にこだわった

肌さわりだけを追求すれば、ずり落ちるものになる。締め付けを強くすれば圧迫する。

また、ボタンを使ってデニムんちゃんを固定するという発想から、ボタンの跡が脚に残るようではいけない。
開発は困難を極めた。

しかし、それらの問題は素材で解決した

専用インナーの素材の開発を依頼した会社が、専用の素材を開発しそれらの問題を全て解決してくれたのである。


四六時中インナーをはめていた

四六時中インナーをはめていた

専用インナーの開発にあたって、素材でそのほぼ全ての問題は解決した。

脚にボタンの跡が残らないようにする為の縫製、脚にボタンの金属の感触が当たらないようにするためのライナーの採用。
ここに来て専用インナーの開発は佳境を迎えていたと思う。

設計や縫製で解決できてもまだ問題はある

付け心地を検査するため、主人は常に試作品を腕に巻いてその感触をチェックした。

地味で気の遠くなるような長い時間、常に自分の肌と感触で専用インナーを試していた。

機械では測れない人の感触

正にモノ作りに長けてきた主人のプライドと経験がここで生きていた。


専用インナーの完成

専用インナーの完成

機械に頼らず、人の感性で確かめる。創意工夫は夫婦で行う。

人が身に着けるものだからこそ、人の手で開発したい

そんな思いを以ってついに専用インナーは完成した。

常に身に着ける事で分かってきた事がたくさんあった。
ボタンの着け方やその縫製方法など、実際に機械では分からない事をたくさん発見してきた。

ボタンが前後で数が違う理由

それはおしゃれだけではなく、見ただけでどちらが前か分かるようにするためなのだ。

言われればそんな事かと思うかもしれない。
しかし、そこに気付くにはやはり自分で身に着けるという努力がないと生まれない発想なのだ。


デニムんちゃんの開発・・・

デニムんちゃんの開発

専用インナーは完成した

あとはアウターであるデニムんちゃん本体の開発となった。

専用インナーとは3つのボタンで固定されるという方法をとっている以上、インナーが見えない位置にデニムんちゃんを固定しなければならない。

ボタンホールの位置には特にこだわった

デザイン性を崩さずいかに自然な見え方にするか。そしてまた、いくつもの試作を重ねる事となる。


ついに完成

デニムんちゃんついに完成

様々な脚のサイズに、そして動きやすさと可愛さを兼ね備えるために、両脇にスリットを追加した。

そのスリットも一見たんなるおしゃれやデザインに見受けられるが、実は機能性も豊かだったりする。

様々な年齢の女性に対してアプローチしたいという思いから、どんな年代の方でも気軽に楽しめるよう配慮はした。

こうして生まれたデニムんちゃんは、履いていてもその付け心地が感じられないような自然な感触と、ソックスよりも圧迫感のないやさしさがある。

「ショーパンを履きたいけどどうしようという女性は多いと思います。そういった女性にきっかけを与えられますし、脚のラインを隠すアイテムとして(ロング)スカートなりパンツになるけれど、そこにもう一つの選択肢としてデニムんちゃんがある」と、munママは語る。

そして、縁の下の力持ちでもある主人はこういう。
アラサー、アラフォーの方でもどんどんミニスカートやショーパンを履いて欲しいです。デニムんちゃんがそのきっかけにもなると思いますし、またそういうきっかけであって欲しいなと。

デニムんちゃんについては今後撥水加工をかけたり、後は中にボアを入れてみたりレッグウォーマー的な役割も持たせたいという。
また、専用チャームやアクセサリーなどその開発意欲はとどまらない。

取材日:2011年11月


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